岩波講座 現代思想 4 言語論的転回
岩波講座 現代思想 4 言語論的転回
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新田 義弘 編集委員 , 丸山 圭三郎 編集委員 , 子安 宣邦 編集委員 , 三島 憲一 編集委員 , 丸山 高司 編集委員 , 佐々木 力 編集委員 , 村田 純一 編集委員 , 野家 啓一 編集委員
人類史上かつてないほどの激動を体験した20世紀は,人間の知的活動が最も活発に展開された時代でもあった.しかし今日その知的成果にも翳りが見え始め,人類に不安をもたらしている.この20世紀を思想史的に再考するため,現代思想のパラダイムを構成している言語・無意識・構造・システム・情報など主要な問題群を照射する.
目次
意識から言語へ(危機の言語学;反デカルト主義的論考―言語の問題をめぐって;世界観としての言語)
言語論的哲学の展開(「言語論的転回」とはなにか;論理学の革命;ウィトゲンシュタインの衝撃;言語行為論とプラグマティクス)
言語のコスモロジー(ロシア・フォルマリズム;デカルト派言語学;詩的言語と間〈あいだ〉の交通論;レトリックの知)〔ほか〕
収録作品
意識から言語へ
危機の言語学 桑野隆 著 3-34
世界観としての言語 高田珠樹 著 55-86
言語論的哲学の展開
論理学の革命 藤村竜雄 著 117-142
言語行為論とプラグマティクス 冨田恭彦 著 183-210 言語のコスモロジー
ロシア・フォルマリズム 桑野隆 著 211-238
デカルト派言語学 西山佑司 著 239-264
詩的言語と間(あいだ)の交通論 篠原資明 著 265-296
レトリックの知 菅野盾樹 著 297-324